みんなのおススメ

 全国高等学校ビブリオバトル2017

全国高等学校ビブリオバトル2017

決勝大会 グランドチャンプ本決まる! 渕本麻菜美さん(群馬県立伊勢崎商業高校3年)ほか

全国各地の予選を勝ち抜いた高校生が一堂に集結、お気に入りの1冊を紹介。ゲストは早稲田大学教授の片山善博さん、芥川賞作家の川上未映子さん、お笑いコンビ「笑い飯」の哲夫さん。1月28日(日)@早稲田大学(東京都新宿区)

入賞者など詳しくはこちら

 

自己増殖を始めた「横浜駅」から、人類を救い出すことはできるのか!? 

『横浜駅SF』柞刈湯葉

渕本麻菜美さん(群馬県立伊勢崎商業高校3年)

改築工事を繰り返す横浜駅が、植物のように自己増殖を始め、本州の99%が横浜駅に。この横浜駅は、海水が苦手なので、海を渡ることができません。シュールなギャグ小説かと思われるかもしれませんが、ちゃんとしたSFです。…続きを読む

人の気持ちが見えるのは、すてきなこと?

『か「」く「」し「」ご「」と「 』住野よる

積 風我くん(鹿児島県立大島高校1年)

『君の膵臓をたべたい』を書いた住野よるさんの4作目。男子2人、女子3人の個性豊かな5人は、全員がちょっとした「かくしごと」を持っています。それぞれが違った形で、人の気持ちを見ることができるんです。…続きを読む

人を感動させるスピーチに最も大切な一文字とは 

『本日は、お日柄もよく』原田マハ

丸岡翼くん(佐野日本大学高校[栃木県]2年) 

冒頭1ページ目にスピーチの極意10か条が書いてあり、小説ではありますが、私にとってはスピーチの指南書。主人公の二ノ宮こと葉の幼なじみの披露宴での、日本有数の牛丼チェーン店・吉原家の社長のスピーチから始まります。…続きを読む

地区大会で紹介された本

大食漢のカニと無気力な青年の奇妙な共生生活の果てに

『かにみそ』倉狩聡

山登夏葵くん(静岡県立伊東高校2年) 

ほのぼのとしたタイトルからは想像もできないでしょうが、本書はホラーです。しかも、第20回日本ホラー小説大賞の優秀賞受賞作品です。主人公は、無気力な青年とカニ。ただのカニではありません。特殊能力を持っているのです。…続きを読む

 

人間の価値はモテ・非モテで決まる? 

『ぼくは勉強ができない』山田詠美

黒川優里さん(静岡県立浜松城北工業高校2年) 

主人公の17歳の少年、時田秀美くんは女性にモテて、ちゃんと彼女がいます。うらやましい限りのリア充です。彼は「異性にモテるか・モテないか」で人の価値を決めるという、ちょっと変わった価値観を持っています。…続きを読む

 

 おススメ小説・ラノベ

独特な文体で描かれる、生き生きとしたキャラクターの恋物語

『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦 

藤田隼輔くん(兵庫・自由ヶ丘高等学校)

森見登美彦さんは京都を舞台にした小説をたくさん執筆。この本の魅力は、その独特な文体によって生き生きと描かれるキャラクター。登場人物に黒髪の乙女という天然な大学1年生と、その子に片想いするサークルの先輩がいます。…続きを読む 

死んだあの人にもう一度会いたい。その願いをかなえる

『ツナグ』辻村深月 

佐藤栞さん(埼玉県立吉川美南高校) 

死んでしまった人と生きている人を、一生に一度だけ再会させることのできる仲介人「ツナグ」。ツナグに依頼するのは、突然死んでしまった親友に会いたいと願う女子高校生、失踪した婚約者を待ち続けるサラリーマン。…続きを読む

 

病気の女の子に振り回される僕。最後まで読むと表紙の謎が解ける 

『君の膵臓をたべたい』住野よる 

福永有希也くん(東京都立練馬工業高等学校)

 

大切なことは、失って初めて気づく 『世界から猫が消えたなら』川村元気 水澤和葉さん(東京都立三鷹中等教育学校)

 


並行世界を移動した彼女は本当に彼女なのか

『僕が愛したすべての君へ』乙野四方字 

吉田知樹くん(大阪府・関西大学高等部) 

 

サトルと飼い猫ナナの強い心の繋がりに大号泣

『旅猫リポート』有川浩

細川佳吾くん(東京成徳大学高等学校)

 


 科学・生物・社会・歴史・古典などの本

ナンバーワンかつオンリーワンの、「魔法をかける人」になるためには

『これからの世界をつくる仲間たちへ』落合陽一 

磯村明子さん(愛知・椙山女学園高校) 

人間は将来、コンピュータを道具として使いこなす「魔法をかける人」と、コンピュータに使われる「魔法をかけられる人」の2種類に分かれ、ほとんどの人は「魔法をかけられる人」になってしまうだろう。…続きを読む

 

哲学は難しくない!ニーチェに学び、めざせ超人!

『ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。』原田まりる

谷澤花梨さん(大阪府立日根野高校)

女子高校生アリサは、縁切り神社と呼ばれる安井金毘羅宮で良縁を祈りました。すると現代に存在するはずのない哲学者ニーチェが現れて…。アリサは歴史上の哲学者6人に会い、徐々に哲学を知ります。…続きを読む

 

研究や論文は、身の回りの現象へのツッコミ!果敢にツッコんでいこう!

『ヘンな論文』サンキュータツオ 

熊倉由貴さん(東京・渋谷教育学園渋谷高校)

世間話の研究、公園の斜面に座るカップルの観察、浮気男の頭の中、あくびはなぜうつる…。これらは、自称珍論文コレクターのサンキュータツオさんが、ひたすら変だなと思った論文。それらを紹介したのが本書です。…続きを読む

 

大学の文系・理系の研究者が挑む、ドーナツの穴。これも学問だ! 『ドーナツを穴だけ残して食べる方法』大阪大学ショセキカプロジェクト編

武村美子さん(奈良県立奈良高校)

ドーナツを穴だけ残して食べるには? 大阪大学の様々な分野の学者たちが、専門知識を駆使してドーナツを見つめます。数学者もいれば、哲学者や医学博士も登場します。特に面白かったのは、工学分野からの挑戦です。…続きを読む

 

ダンゴムシの愛おしさに気づかせてくれて感謝

『ダンゴムシに心はあるのか』森山 徹

野村悠介くん(東京都立青山高校)

 

頭がよくなる、元気になる。いろんなことが上手くいく、驚きの心理術

『シロクマのことだけは考えるな!』植木理恵

斎藤真帆さん(神奈川県・函嶺白百合学園高校)

 


 生き方がわかる本、社会を変える本【ノンフィクション・エッセイ】

負けても努力をつづけ、反対されても自分の道を貫く姿がカッコいい

『裸でも生きる~25歳女性起業家の号泣戦記』山口絵理子 

宮本晴美さん(大阪府・関西創価高校) 

山口さんは23歳の時に途上国から世界に通用するブランドを作りたいと、バッグやストールなどを生産、販売する会社を立ち上げました。彼女の生き方ですごいところは、彼女がどれだけ負け続けても、諦めないところ。…続きを読む

 

進路で迷いがある人に。夢を持つことの素晴らしさを思い出させてくれた

『好奇心を“天職”に変える 空想教室』植松努

丹羽美紅さん(奈良県立高田高校)

著者は、北海道の赤平という町の植松電機という工場で、一からロケットや人工衛星を宇宙に飛ばしています。植松さんの工場には、世界でもNASAとドイツと植松さんの工場の3か所にしかない無重力空間を作り出すタワーがあります。…続きを読む

 

 海外の小説・童話・エッセイ

巧みな話術で一流タレントに。誰も本物と気付かない怖さ

『帰ってきたヒトラー』ティメール・ヴェルムシュ

飯沼響一くん(山形県立米沢興譲館高校)

2011年のドイツによみがえったヒトラーが、お笑い芸人として大ブレイクするという話。特に面白いのが、昔の時代の人間であるヒトラーが、現代によみがえったことによるジェネレーションギャップネタです。…続きを読む

 

見てしまった殺人者の日記。わからない犯人に見られている恐怖

『マーチ博士の四人の息子』ブリジット・オベール 

吉水優里子さん(神奈川・鎌倉女学院高校)

舞台はアメリカ北部の雪深い田舎町。メイドのジニーがある日、奥様のお部屋でクローゼットをあさっていると、一つの紙束を発見します。なんと「殺人者の日記」。書き手は「私はマーチ博士の四人の息子の一人である」…続きを読む

 

 高校ビブリオバトル

バトラーが自分のおすすめ本の魅力を5分間で語り、観戦者が「一番読みたくなった本」に投票してチャンプ本を決めるビブリオバトル。ビブリオバトルに登場した、全国の高校生おススメ本を紹介します。

「高校ビブリオバトル2016」でグランドチャンプ本に選ばれたのは、北原仁さん(山梨県立北杜高校)紹介が紹介した『ハリネズミの願い』。

「ビブリオバトル2016」で紹介されたおススメ本はこちら

決勝大会の結果はこちらから

 

独りぼっちのハリネズミが葛藤しながら待ち望むのは

『ハリネズミの願い』トーン・テレヘン 長山さき:訳

北原仁くん(山梨県立北杜高校)

臆病で気難しくて自分のハリが大嫌いで、他の動物たちとうまく付き合えない独りぼっちのハリネズミ。ある日、他の動物たちに向けて招待状を書きます。でも、「だれも来なくてもだいじょうぶです。」と書いてしまうんです。…続きを読む

 

「高校ビブリオバトル2015」

阿部希望さん(大分県立芸術緑丘高校)紹介の『残像に口紅を』(筒井康隆)がグランドチャンプ本に!

⇒「高校ビブリオバトル2015」決勝の様子はこちらから

 

「高校ビブリオバトル2014」のゲスト

作家・角田光代さん

ビブリオバトル、本のおもしろさを人に伝えるおもしろさ~本を読む人の内面がホロッと見える
<高校生ビブリオバトルを観覧して>

「高校ビブリオバトル2014」の結果はこちらから

 

 高校図書部より

「泣ける本」特集! 甲南女子高等学校[兵庫]図書部

『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』七月隆文

京都の美大に通う南山高寿は、同じ電車に乗っていた美少女、福寿愛美に一目惚れ。次第に惹かれ合う2人。涙もろい彼女。しかし、高寿はある日、その涙の理由を知ります。彼女は違う世界から来た人間だったのです。同時に、2人が恋人として過ごせるのが、あと少しだと知り…。

 大学生から高校生へ 高校時代に読んでおきたい本

『もの食う人びと』辺見庸

鴻野芽依さん(東京大学教養学部理科III類2年)

「食」を主題に様々な地域の人びとの暮らしを取材したこのルポルタージュは、目をそらしてはいけない生々しい世界の現状を、高校生の私に教えてくれました。早い時期にこの本に出会っていてよかったと思います。

『これからの世界をつくる仲間たちへ』落合陽一

與口直樹さん(早稲田大学教育学部教育学科4年)

「AIによって今ある仕事の○○%がなくなる」。危機感を煽る割には、どう行動したらいいのかはあまり誰も教えてくれないのです。そんな時に耳を傾けるべきは、その道の最先端の人です。

 ライトノベルのソムリエ@おススメの1冊

桜庭一樹『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』

永田 大輔 (筑波大学大学院人文社会科学研究科院生)

教室をめぐるサバイバルに関する、ライト(軽い)ノベルとしては、「重い」作品を紹介します。桜庭一樹はライトノベル作家と純文学作家の丁度中間にいるような作家の一人で、直木賞の受賞経験もある作家です。彼女の文学の中で最も評価されているのは「少女」の描き方でしょう。→詳しくはこちらから