トビタテ生のヤリタイコト日記

~こんな本が僕たちの背中を押してくれた

下山明彦くん東京大学文科I類2年)

第8回 トビタテに合格するために その3

応募書類をめぐって~留学計画書作成のコツ

フィリピン レイテ島にて
フィリピン レイテ島にて

今までの記事で、自分の夢や思いの整理の仕方、そして「トビタテ留学JAPAN」が求めるものをどのようにイメージするのかについて、説明してきました。次に、自分の思いとトビタテの思い、その両者を実際の応募書類の中でどうすり合わせていけばいいのかを考えていきましょう。

 

応募する際に提出しなければならない「留学計画書」。自由記述なのは、大きく分けて以下の7つの部分です。

・留学計画のタイトル

・留学計画の目的と概要

・申請コース選択の理由(世界トップレベル大学コースや新興国コース、多様性コースなど)

・学修の成果及びその測定方法

・期待できる学修・実践活動

・留学計画の実現のための取り組み

そしてすべてを包括した自由記述欄です。

 

この中にも、聞きなれないwordが並んでいますよね。例えば「学修」や「実践活動」です。これらが大切、見落としてはいけません。要するに、留学の内容とその価値をアピールする部分ですから、「トビタテ」の選考で特別な意味を持っています。実践活動の定義が何なのか、募集要項にしっかりと書いています。自分の計画している活動がトビタテ側の求めていることと一致しているのかしっかり確認しましょう。

 

実は僕も、最初この内容について少し誤解していて締め切り直前に急いで直すことになりました。自分がやりたいことが自分自身をどう成長させるか、あるいは他者、社会にどう役立つかを、独りよがりにならないよう熱く説明しましょう。

 

自由記述欄はアピールのチャンス。大事に活用しよう!

 

また、7つ目の自由記述欄も特別です。ここでは文章だけでなく、写真や図、グラフなどの挿入も可能です。採用側は大量の応募書類を目に通すわけですから、正直、流麗な文言には少し食傷気味です。ビジュアルな訴えは、こちらが思う以上にアピール力があるそうです。もし文章だけで表現しきれないものがあるのなら、この欄を有効活用するのもいいかもしれません。

 

最後に大切なこと。「留学計画書」は自由記述欄だけではありません。留学先の名称、日本語名、参照できるURL、留学期間や必要要件を満たしているかなどについても、細かく「正確に」書かなければいけません。例えばフォントサイズが定められていたり、データ容量が定められていたりもします。これらの作業を面倒と思ってしまうかもしれませんが、実はここでは理解力や規範意識が見られています。ヤリタイコトを実現する機会を勝ち取るために、しっかりていねいに取り組んでいきましょう。

 

今回のおススメ本

『カイン』

中島義道(新潮文庫刊)

自分はなぜ生きているんだろう。誰もが一度は囚われる思いではないでしょうか。哲学者である作者は、この問いに正面から向き合います。生きる意味を悩む青年への手紙という形がとられたこの作品は、きっと心の糧になるでしょう。

[出版社のサイトへ]

 

<前回の記事を読む>

第1回 「勇ましい、高尚なる生涯こそが後世への最大遺物である」

~内村鑑三の言葉に後押しされて、留学を決意

第2回 今この瞬間に一生懸命打ち込みたいことを、全力で

~高校時代から変わらなかったその姿勢。トビタテ留学JAPANを起業への第一歩に 

第3回 フィリピンレポート 

選挙の日は、黄色い服で出歩くな ~フィリピン大統領選 

第4回 トビタテ留学JAPANって何? 

~本気のヤリタイコトを、社会総がかりで応援する「トビタテ留学JAPAN日本代表プログラム」 

第5回 一過性の「援助」ではなく、自立に結び付くコミュニティづくりを目指してフィリピンで奮闘 ~トビタテ生の挑戦 その2 大野雛子さん(東洋大学文学部3年)

第6回 トビタテに合格するために

~「ヤリタイコト」をとことん考え、わかってもらうためにすべきこと!

第7回 トビタテに合格するために その2

いちばん大事なのは募集要項を読むこと