トビタテ生のヤリタイコト日記

~こんな本が僕たちの背中を押してくれた

下山明彦くん東京大学文科I類2年)

第10回 新興国でのボランティアで学んでいること ~共感も違和感も含めて自分を変えてくれる

フィリピンの子どもたちと一緒に
フィリピンの子どもたちと一緒に

今回は、僕が休学して新興国を訪れている理由とその活動について説明します。

 

もともと「トビタテ留学JAPAN」に応募した理由の半分くらいは、「このまま4年間で大学を卒業したくない」という思いです。せっかくの楽しい大学生活。少しでも長い間楽しみたい、と思ったわけです。普通に進級していけば、すぐに将来や就職に直面するわけですよね。そうじゃなくて、とりあえず「ヤリタイコト」をとことん楽しむにはどうしたらいいかと考えた時、モラトリアムとしての留学がありました。そんなちょっと「不純」な動機も後押しして、休学に踏み切ったわけです。

 

そして留学先での活動に、例えばボランティアがあります。フィリピンではすでに、そして今後のインドでも、僕はボランティア活動に取り組みます。フィリピンでは日本での就労を望む方々への日本語指導で、インドでは幼稚園から高校生まで幅広い年代の生徒たちへの日本語授業です。ただ「教える」だけでなく、現地の方と深く密接に関われればと思います。これまでも学校の授業の一環としてボランティア活動をしたことがありましたが、生活も共にしながら数ヶ月に及ぶ期間を過ごすのは初めてのことです。本来なら一生出会うこともなかった人たちへの無償奉仕は、僕に何をもたらすのか。ホントにわくわくしています。

 

初めての海外だからこそ出会えることもある

 

その前に、まず異文化体験ですよね。実は僕は今回が初の海外です。そんな自分が、いきなり新興国に長く滞在するわけで、これは僕という人間に少なからぬ影響を与えるに違いありません。気候も違えば、それこそ見たこともないような虫もうろちょろ。突然の停電や水の供給停止など、日本ではあり得ないトラブルもしょっちゅうです。すべてに臨機応変に対応しなければいけないわけで、だからこそ日々、様々な気づきを得ています。

 

海外での慣れない暮らし。そこには共感も違和感もあります。でも、その経験は確実に、今まで光の当たったことのない自分、意識したことのない自分を照射してくれることに、最大の魅力を感じているのです。

 

今回のおススメ本

『アルケミスト―夢を旅した少年』

パウロ・コエーリョ 山川紘矢、山川亜希子:訳 (角川文庫ソフィア)

「夢を追うことの大切さが書かれた本を紹介してほしい」。そう問われた時、世界中の誰にも薦めるだろう作品がこれです。ピラミッドに行くことを夢みる羊飼いの少年が主人公。夢を追い、叶える彼の旅路は、読者のみなさんに勇気を与えてくれるはずです。

[出版社のサイトへ]

 

<前回の記事を読む>

第1回 「勇ましい、高尚なる生涯こそが後世への最大遺物である」

~内村鑑三の言葉に後押しされて、留学を決意

第2回 今この瞬間に一生懸命打ち込みたいことを、全力で

~高校時代から変わらなかったその姿勢。トビタテ留学JAPANを起業への第一歩に 

第3回 フィリピンレポート 

選挙の日は、黄色い服で出歩くな ~フィリピン大統領選 

第4回 トビタテ留学JAPANって何? 

~本気のヤリタイコトを、社会総がかりで応援する「トビタテ留学JAPAN日本代表プログラム」 

第5回 一過性の「援助」ではなく、自立に結び付くコミュニティづくりを目指してフィリピンで奮闘 ~トビタテ生の挑戦 その2 大野雛子さん(東洋大学文学部3年)

第6回 トビタテに合格するために~「ヤリタイコト」をとことん考え、わかってもらうためにすべきこと!

第7回 トビタテに合格するために その2

いちばん大事なのは募集要項を読むこと

第8回 トビタテに合格するために その3

応募書類をめぐって~留学計画書作成のコツ

第9回 トビタテに合格するために その4

個人面接グループディスカッション