全国高等学校ビブリオバトル2017

大食漢のカニと無気力な青年の奇妙な共生生活の果てに

『かにみそ』倉狩聡

山登夏葵くん(静岡県立伊東高校2年) 

ほのぼのとしたタイトルからは想像もできないでしょうが、本書はホラーです。しかも、第20回日本ホラー小説大賞の優秀賞受賞作品です。主人公は、無気力な青年とカニ。ただのカニではありません。特殊能力を持っているのです。…続きを読む

 

最後まで目が離せない、「天才」になった一人と一匹の物語 

『アルジャーノンに花束を』ダニエル・キイス

甲斐悠雅くん(静岡県立浜名高校1年) 

もしあなたが、まわりから「ばか」「まぬけ」と言われ続け、笑いものにされていたら、そして、「ある手術を受ければ、天才になれる」と言われたとしたら。本書は、その手術を受けて天才となった一人の男性の物語です。…続きを読む

 

働きバチが生きた30日間のドラマ 

『風の中のマリア』百田尚樹

増田充希くん(静岡・藤枝明誠高校1年) 

主人公のマリアは、オオスズメバチの働きバチ。夏の始めごろから秋にかけては、夏を過ぎて食べ物が少なくなってくるので、ほかのオオスズメバチの巣を襲ったり、新しい女王バチを育てたり。いろいろなドラマがあるのです。…続きを読む

人間の価値はモテ・非モテで決まる? 

『ぼくは勉強ができない』山田詠美

黒川優里さん(静岡県立浜松城北工業高校2年) 

主人公の17歳の少年、時田秀美くんは女性にモテて、ちゃんと彼女がいます。うらやましい限りのリア充です。彼は「異性にモテるか・モテないか」で人の価値を決めるという、ちょっと変わった価値観を持っています。…続きを読む

 

3000ページ、24万語の言葉の世界に出会う 

『広辞苑』新村出:編

大榎すばるさん(静岡・清水国際高校1年) 

「ビブリオバトルで紹介する本は、本なら何でもいい。それがたとえ辞書でも、電車の時刻表でも」。私が『広辞苑』を選んだのは、マイナーな言葉がたくさん載っているからです。…続きを読む