大学生が薦める、高校時代に読んでおきたい本

~大学の授業と本を紹介

八木悠斗さん ボウドウィン大学(アメリカ合衆国メイン州)経済専攻2年

高校時代に読んでおきたい本

『新版 論理トレーニング (哲学教科書シリーズ)』

野矢茂樹(産業図書)

論理トレーニングというと、少し堅苦しく聞こえますが、実際は文章の読み方と書き方を教えてくれる本です。私の場合は、この本で学んだ文章の書き方は、現在の大学でエッセイを書くときやインターン先で企画書を書くときなどに役立っています。

 

また、この本の良いところは、ただ良い書き方を羅列するのではなく、実際に出版された文章を分析しながら体験的に良い書き方を身につけることができるような構成になっているので、楽しみながら読み進められます。

 

野矢茂樹先生の本はこの本以外の哲学書等も、優しい言葉でわかりやすく書かれた物が多いのでおすすめです。

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進路について話そう

■海外の大学で学ぶことを決めるきっかけ

 

参加した国際的な大会等で出会う外国の学生たちの多くアメリカの大学を目指していたので、彼らと同じ道を進みたいという漠然とした思いがありました。

 

■進路を決めるに当たって、あなたがとった行動

 

東大と併願して、東大にも1学期通ってみてから海外大進学を決断しました。

 

■進路や大学を決める際に、大事だと思うこと

 

行きたい大学のキャンパスビジットは、本当におすすめです。キャンパスビジットをすれば、大学の先輩に直接会い話を聞けるうえ、行ってみないとわからない大学の雰囲気がつかめます。

 

■さらに高校時代に読んでおきたい本

『Everybody lies』

Seth Stephens(Bloomsbury Publishing PLC)

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『Thinking, Fast and Slow』

Daniel Kahneman

(Penguin)

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Economics for the Common Good

Jean Tirole(Princeton Univ Pr)

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大学の授業を紹介! 面白いと思った授業はこれだ

■Intro to micro Economics(1年秋学期)

 

ミクロ経済の基礎科目。ミクロ経済を浅く広く学びました。現実世界での人間の営みを絶妙に数式モデルで表す試みが面白い。

 

■Global media and Politics(1年秋学期)

 

少人数セミナー。メディアに着目し、比較政治学のイントロのような授業で、毎週課されるリーディングをもとに授業ではディスカッションを進め、エッセイを書くという形式です。文章の書き方やディスカッションの仕方を学べました。自分の伝えたいことがうまく伝わらないもどかしさを感じることができたから良かったと思います。