みんなのおススメ

ナンバーワンかつオンリーワンの、「魔法をかける人」になるためには
磯村明子さん(愛知・椙山女学園高校2年)
人間は将来、コンピュータを道具として使いこなす「魔法をかける人」と、コンピュータに使われる「魔法をかけられる人」の2種類に分かれ、ほとんどの人は「魔法をかけられる人」になってしまうだろう。…続きを読む

大学の文系・理系の研究者が挑む、ドーナツの穴。これも学問だ! 『ドーナツを穴だけ残して食べる方法』大阪大学ショセキカプロジェクト編
武村美子さん(奈良県立奈良高校1年)
ドーナツを穴だけ残して食べるには? 大阪大学の様々な分野の学者たちが、専門知識を駆使してドーナツを見つめます。数学者もいれば、哲学者や医学博士も登場します。特に面白かったのは、工学分野からの挑戦です。…続きを読む

物理学者にして夏目漱石の一番弟子が紡ぐ、科学的かつ文学的なエッセイ
金澤晴樹くん(奈良県・東大寺学園高校2年)
物理学者であり、一方で作家としても、夏目漱石の一番弟子、寺田寅彦のエッセイ集。目の付け所が違います。世の中のいろんな現象に目を向け、「さて、どうなっているのか」ということをずっと見ているのです。…続きを読む

もしブタが食べられることを望んでいたら…。非現実なifを考えてみよう
『100の思考実験:あなたはどこまで考えられるか』 ジュリアン・バジーニ
瀧孝輔くん(東京・足立学園高等学校2年)
思考実験とは、頭の中だけで行う実験。これが、何かものを考える際の手助けになります。思考実験と軽い解説があり、皆さんはどう考えますかと尋ねてきます。…続きを読む

読者からのばかばかしい質問に、超理系とジョークで打ち返す
『ホワット・イフ?:野球のボールを光速で投げたらどうなるか』ランドール・マンロー
伊東桃香さん(東京都立小石川中等教育学校)
お茶をものすごい勢いでかき混ぜたら沸騰する? こんな突拍子もない質問に、超理系で面白く、わかりやすく説明してくれるのが、元NASAの職員のマンローさん。…続きを読む

家庭に一冊。滅びた文明を一から築くための技術書
『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』ルイス・ダートネル
柴田昌典くん(東京都立竹早高等学校)
例えば核戦争が起こったり、未知のウィルスが蔓延して人類が大量に死んでしまったりした場合に、どうすれば今のような高度に発展した科学技術の世界を作り直すことができるのか。そんな思考実験がテーマ…続きを読む

研究や論文は、身の回りの現象へのツッコミ!果敢にツッコんでいこう!
熊倉由貴さん(東京・渋谷教育学園渋谷高校2年)
世間話の研究、公園の斜面に座るカップルの観察、浮気男の頭の中、あくびはなぜうつる…。これらは、自称珍論文コレクターのサンキュータツオさんが、ひたすら変だなと思った論文。それらを紹介したのが本書です。…続きを読む
◆宇宙の誕生から現在までの、文系+理系の歴史をひもとく
石原渓介くん(長野県松本工業高校3年)
◆化学嫌いの人も魅かれるはず。いかに美しく撮り、面白く説明するかに賭けた図鑑
高橋美佳さん(千葉県立検見川高校)

価値観を見つめ直す! 世界のグロい食べ物写真集
S.Oさん(長崎県立佐世保西高等学校)
表紙は、サソリです。この本は世界のグロい食べ物写真集。例えばカエル、コオロギ。意外なものだと、スズメや豚の足、衝撃的だったのはヤギの頭! そういうのが材料そのままきれいに写してある本です。…続きを読む

食べるだけじゃない!きのこの深くて広くて神秘的な世界!
繁森有紗さん(茨城・茗渓学園高校2年)
世界で一番大きな生き物は植物でも動物でもなく、ナラタケというきのこです。細い糸状の菌糸というものでできていて、その面積はなんと東京ドーム約600個分。こんなすごーく神秘的な生き物がきのこです。…続きを読む

カラス研究一筋。人間味あふれるカラスの生態が楽しめる!
齋藤千春くん(東京都立青山高等学校3年)
大学の卒業論文からずーっと20何年間、カラスのことだけを調べている松原さん。実はカラスは人間のことを怖いと思っているのですが、人間がカラスを避けると、「あ、俺、人間より強いんだ!」と思って調子に乗るみたいです。…続きを読む

エイズ、ガンが克服される日は来る!体内でのウイルスvs.細胞たちのバトル
藤武知希くん(茨城・水戸第一高等学校2年) 以前は風邪をひくと毎回喘息に苦しみましたが、今では全く平気です。なぜ喘息は治ったのか。そもそもなぜ喘息は起きるんだろう。その答えが、この本にあります。この本を読めば、ウイルスと白血球のバトルがよくわかります。…続きを読む

動物行動展示がヒットの動物園が教えてくれる、動物の新たな一面
熊谷祐貴子さん(東京・八王子学園八王子高等学校)
今や冬の名物であるペンギンの散歩や、いわゆる動物行動展示という案が大ヒットし、閉園の危機を救ったのが前園長であり、筆者である小菅正夫さん。この本を読むことで、動物のさらに新しい一面を知ることができます。…続きを読む

クワガタは「アゴがため」、チョウは「カード払いばさみ」
杉野 萌さん(三重県立上野高等学校3年) クワガタを持つのってちょっと危ないなって思いませんか。でも、けがをしないような持ち方があるんです。名前があって、「アゴがため」。人間でもアゴを押さえられると戦意喪失しますよね。それを狙っているのかもしれません。 …続きを読む



中国やロシア、アメリカの動きを地理的条件から理解する!
安部健太くん(大分県立別府翔青高校2年)
なぜ中国は近海に船を出して各諸島に基地を作りたがるのか。なぜ広大なロシアが小さなクリミア半島にこだわったのか。このような疑問を解決する一つの視点として、地政学というものがあります。…続きを読む

頭がよくなる、元気になる。いろんなことが上手くいく、驚きの心理術
斎藤真帆さん(神奈川県・函嶺白百合学園高校2年)
頭がよくなる、元気になる、さらには人をコントロールする、人をとりこにする。この本には、それらが私たちが考えもしなかった驚くべき方法で載っています。最も重要なキーワードともいえるのが「シロクマ実験」。…続きを読む
◆緊張も失恋も乗り越えられる!すぐに使える4つの心理術
吉行雄太くん(神奈川・横浜サイエンスフロンティア高校)
◆お店の椅子はなぜ赤い? 心理学で日常生活に発見を
下新原昌志くん(福岡県・博多高校)

哲学は難しくない!ニーチェに学び、めざせ超人!
『ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。』原田まりる
谷澤花梨さん(大阪府立日根野高校2年)
女子高校生アリサは、縁切り神社と呼ばれる安井金毘羅宮で良縁を祈りました。すると現代に存在するはずのない哲学者ニーチェが現れて…。アリサは歴史上の哲学者6人に会い、徐々に哲学を知ります。…続きを読む

「君主論」を読んで新聞部を全国大会へ!
竹添そらさん(福岡大学附属大濠高等学校2年)
おじいちゃんに「先輩たるものこれを読みなさい」と渡されたのが本書。 マキャベリさんはざっと500年前くらいのイタリアの外交官で、「理想とする君主、王様というのはこういう人のことですよ」というのをまとめた本です。…続きを読む

ジャガイモは差別され、長年、食べ物として認められなかった!?
A.S さん(千葉県立柏中央高校2年)
南アメリカが原産地であるジャガイモは、大航海時代にスペインがヨーロッパに持ち帰ってきたもの。ヨーロッパでは最初、ジャガイモは食べ物としてではなく花を観賞するものとして栽培されていました。…続きを読む

大馬鹿者を演じていた信長の戦略と心の機微
山下純平くん(兵庫・灘高等学校2年)
天下統一を狙っていたのに裏切られた短気な性格の人…といったマイナスイメージの織田信長。この本を読むと信長のイメージが変わると思います。 尾張の大うつけ、つまり大馬鹿者の信長の15歳の時から、この物語は始まります。…続きを読む

パスタを食べてイタリアを統一しよう!
鈴木杏さん(千葉県立柏中央高等学校1年)
イタリアはかつて統一されておらず、いくつかの国に分割されていました。地方ごとに歴史、風土、気候が大きく異なります。パスタも例外ではありません。このパスタは実はイタリア統一という歴史的な出来事とも深く関わっているのです。…続きを読む
◆乙女目線で紫式部や坂本龍馬を紹介すれば
山口千夏さん(東京・都立大島高校)
◆襲いかかる悲劇を予知した絵? 怖い22作品を徹底解説
中島恵理さん(東京都・共立女子第二高校1年)

女はつらいよ。男女が入れ替わって生きる、奇想天外な古典
リフダ・ハニファさん(千葉県立柏高等学校2年)
男の子は女官として女性の東宮に出仕し、東宮に褒められたりして自信がついて、成長していく。一方、男になった女の子のほうは、仕事もしなければならないし、男としてお嫁さんを取らなければいけない。…続きを読む

草食系男子必読!平安時代の恋愛物語に学ぼう
能美寧々さん(秋田県立秋田南高校1年)
恋愛が得意になりたいと考えている草食系男子もいるはず。千年以上も昔の平安時代に書かれた、和歌を中心に話が展開される『伊勢物語』からは現代の恋愛にも通じるありがたいアドバイスがたくさんもらえるのです。…続きを読む

俵万智さんの和歌の解説で、光源氏と女性たちがより魅力的に
栗山晏奈さん(滋賀県立膳所高等学校)
この本の魅力の1つ目のポイントは、和歌です。『源氏物語』がわかりにくいのも実はここにあって、和歌を理解しないと、登場人物の心情がすっ飛ばされた状態で読むことになり、あらすじしかわからないのです。 …続きを読む

攻めの辞書「新解さん」の人間味とパワーを堪能
佐藤美月さん(宮城県名取北高等学校3年)
タイトルにある「新解さん」とは、三省堂『新明解国語辞典』。辞書という身でありながら、用例、言葉の説明の端々に、人情だったり人間味だったり、そういったものをじわじわ、じわじわ醸し出してくるんです。…続きを読む

文体に注目!読書が100倍面白くなる本の取扱説明書
小笠原汐織さん(神奈川・聖和学院高校1年)
「文体というレンズを通してみれば、日常の言葉が特別なものに、変哲もない風景がワンダーランドに一変するはずだ」。この本は、対話の文体、法律の文体、科学、辞書、批評、小説の文体、他にも数式や映画の字幕などの文体も紹介しています。…続きを読む

「七」は「なな」?「しち」? 著名な翻訳家のセンスが凝縮
小林美友さん(石川県立金沢錦丘高校2年)
著者、柳瀬尚紀さんは日本でも有名な翻訳家で、代表作には『チャーリーとチョコレート工場』『不思議の国のアリス』。遊び心の多い本をよく翻訳されています。この本には、そのセンス、面白さ、全てズンと濃縮されています…続きを読む